Q16 ヤドンはなぜ自分のしっぽを食べるのですか?

ヤドンのしっぽの中に蓄えられた栄養を、再吸収するためです。

ほかのポケモンには見られない、ヤドン特有の行動です。

これについては、ヤドンをゲットした多くのトレーナーから「うちのヤドンちゃん、しっぽを食べて。見ていて痛そうで痛そうで、悩んでいます。そんなに美味しいのでしょうか」と質問されたことがあります。

ヤドンの気持ちは想像するしかないのですが、ヤドンの習性を人間に置き換えて考えても仕方ないんですね。

ヤドランに進化するとき、シェルダーがヤドンのしっぽを強く噛むのをみて進化をさせないという子もいますが、ヤドンにしてみればこれはより強くなるための重要な儀式なのです。それから、ヤドキングの場合は、シェルダーがヤドンのあたまを血が出るくらいまで噛み付いている様子がレポートされることもあり、ヤドンの噛む習性というのは、シェルダーからみても、どうしても噛みたい衝動に駆られるようです。

そうすると、ヤドンがしっぽを噛む習性があるというよりは、ヤドンのしっぽが特定のポケモンにとって美味しいから噛んでいたという嗜好品としての側面が考えられます。

ちなみに私のヤドンの生物学的な研究による結論からいいますと、この、シェルダーがヤドンのからだを口に含む行為は、美味しいからではなく、自分がより強く進化するためのエネルギー源を求めているのではないかと推測しています。とすれば、これはヤドンの個体によって、エネルギー源がしっぽに溜まりやすかったり、あたまにたまりやすかったりするんじゃないかというのが、私の仮設です。

もう少し脱線を続けましょう。

人間の中にも、異性の人の匂いに対して、噛みつきたいという衝動を感じることがあります。もしかしたら、人間のホルモンとヤドンのうまみ成分は、同じような性質があるという説があります。

また、ヤドンが少ない動きで無駄なエネルギーを消費せず、生活に必要なエネルギーをしっぽから吸収しているという可能性は非常に高いそうです。ですから、集団で暮らすヤドンたちは、あるヤドンが別の個体のしっぽをかじることで、エネルギーを再分配することもできるのです。それはすなわち、グループが食料に恵まれなかったとしてもエネルギーを確保できる、すべとして習慣にしているというわけです。

そんなヤドンのしっぽを切り落として売り物にしているという話は有名ですが、美味しいだけじゃないヤドンのしっぽの不思議にこれからも注目していきたいと思います。