ヤドンも分かってないんだと思います。
逃げたヤドンというのは、必ず岩場の隅に行きますね。砂場のど真ん中を走って逃げたとしても、必ず岩場に登って行って、そうして、高いところに逃げようとします。
逃げる理由としては、しっぽを噛まれたくなかったのかもしれません。ヤドランの姿に不満があるのかも知れません。あるいは、ヤドキングに進化したくなったのかも知れないし、もっとかっこいい進化の姿があるんじゃないかと思ったのかもしれません。
ヤドンにとって、より満足の出来るなりたい姿を求めているんでしょうね。
でも、逃げたら逃げたで、今度はヤドンらは困っちゃってるのです。ウロウロして、放っておくと、結局どこかの岩場でボーッとしてヤドランが寝てたりします。途中でくたびれちゃって、逃げるのを諦めちゃったんでしょうね。
だからといって、モンスターボールに戻しても、またいつか釣りをして同じことを繰り返します。
これはヤドンに限らず、どんなポケモンもそうです。
友だちのニャースが、外の世界に興味津々で、ある日ダッシュで逃げちゃったんです。ところがダッシュで逃げたはいいけど、結局困って帰ってきました。傷だらけになって。よほど酷い目に遭ったらしく、それ以来懲りて出て行かなくなりました。
ニャースやガーディですと、そうした一回の経験で懲りますが、ヤドンの場合は懲りずに何度もやっちゃう傾向があるかもしれません。
でも、どうしたいんでしょうね。結局、ヤドンの納得する自分の姿になりたいんでしょうけど、トレーナーの頭の中には、必ずしもヤドンの納得する進化した姿というものは思い描けないかもしれませんね。