皆さんご存じだと思いますが、カントー地方のふたごじまというところで、人間が誰も立ち入れない洞穴道路の奥地でトレーナーにゲットされたのがはじまりです。
ただし、この時はバトル用ではなくペット用でした。
ポケモントレーナーのパートナーになるポケモンというのは、何らかの有益な性質を持っているのでなければなりません。フシギダネはイワークを倒すために、ピカチュウの10まんボルトはカスミのスターミーに効果ばつぐん、というようにです。トレーナーにとって必要だから、ゲットされて育成されていったというのが自然で、ただ外見がかわいいだけでは、なかなかポケモンジムやチャンピオンロードに連れて行かないのがふつうでした。
でも、ヤドンの一族は、ヤドランやヤドキングなど防御力や特防が高く、ヤドランがメガシンカしてからはパートナーとして採用されることも増えました。
少し余談ですが、ヤドンには、ペット用ではなく、食用のヤドンがいます。有名なのはロケット団が売買をしていた「ヤドンのしっぽ」ですが、あれは無理やり、やせいのヤドンを乱獲していたもので、もともとアローラ地方などでは食用に飼われていたこともあります。昔からヤドンのしっぽは食べられていたんですね。かわいくておいしいポケモンだったのです